100年田んぼとの出会い

水稲栽培をしている生産者から届いた、1通なお手紙


今年の5月、青森県は五戸町で水稲栽培をしている生産者・角濱守さんから1通の丁寧なお手紙✉️を頂戴しました。
 
「わたしの無農薬田んぼを是非見に来てほしい」と。
 
代々継承して約100年の田んぼで、無農薬栽培を10年以上取り組んでいると。
 

6月、人里離れた森の中にその田んぼは在りました。
桃源郷とはまさにこのこと。
森に見えているところも、もともと田んぼだったというのだから驚きです。
 

そして1番ビックリしたのは
やはり『田んぼ』でした。
 
農薬や除草剤の使用による自然環境の悪化、バランスの変化、生きものの減少…。
角濱さんはその過程を幼い頃から体験し、人体への影響についても調べたそうです。
 
ピーク時は、それまでは無数に飛んでいた赤トンボが完全に消えたそうです。
 
わたしの脳裏に兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」が浮かびました。
 
そして、それは土に手を入れた瞬間に確信へと変わります。
 
コウノトリ育む農法でも大事なポイントとされるイトミミズによる「トロトロ層」が形成されていたのです!
 

無農薬栽培は特に雑草との闘いと言われています。角濱さんは、化学肥料、有機肥料、農薬を使わず、刈り取り後の稲わらを還元しているだけだと…「だけ」の裏側には泥くさく研究した除草対策と無農薬栽培に対する強い想いを感じました。
 
角濱さんの10年以上の積み重ねで、青森にも「農薬や化学肥料に頼らず、美味しいお米と多様な生きものを同時に育む田んぼ」が存在したことに心から感動しました。
 



見させて頂き本当にありがとうございました。
 
近い将来、角濱さんのお米をコメクートでもご紹介できるといいな。
そして、多くの方に知ってもらい、見て、手を入れて、感じてほしいと思いました。
 
最後に、長文でのご紹介となりましたが、
今年も収穫の時期が始まりました🌾
 
どうぞ、今だからこそ、
やっぱり日本人にとってお米は、
“たかが米”ではなく、“されど米”だと思って、ネガティブな課題を日本人全員で解決していきたい。
 
そんな秋になりますように🍚✨